ランド・オブ・オズ1
<< フライト・プラン | main | ダ・ヴィンチ・コード >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | ↑TOP
ナイロビの蜂

真面目な外交官の夫ジャスティンが、妻テッサの死を疑問を抱き、テッサの追っていた秘密を捜索する。そして本当の愛がそこにあったと確認した時、ジャスティンは妻の死んだ場所へと赴く。。。

巨大企業の陰謀をめぐるサスペンスと、愛を再確認するラヴストーリー。
「壮大なラヴストーリー」という謳い文句と、蜂というタイトルで、ハチミツのような甘〜い内容かと誤解しかけました。劇中、登場する企業がスリービー(三匹の蜂)という社名だからですか?これもハチミツ会社かと誤解しかけましたが。。。

いきなり妻の事故死場面から始まる導入部。ここから回想シーンへと入っていく構成は面白く、一気に引き込まれます。
序盤の出会いから結婚に至るまでの端折り方は酷かったですが、ここを丁寧に描かなかったのは、妻は本当に夫を愛していたのか?という疑問を観客にも投げたかったからかも知れません。夫は常に妻の行動に対して、嫉妬と不信感を持ち続けます。そして私も同様に彼女に不信感を持ってしまいました。

しかし、後半。テッサの手紙、または友人の証言から、彼女の死に疑問を持ち妻の行動のトレース開始。ついにそれは巨大な薬品会社がアフリカの民を使った陰謀という事が明らかになります。
その秘密と同時に、妻の愛情の深さという物も彼はやっと知り得ます。妻の変わり果てた遺体を確認しても涙の出なかった夫は、妻からの愛を知り、初めて涙したのでした・・・。

登場シーンが少ないのに重要人物という人が多く、迷いそうになるので気が抜けません。つまらない作品だと「どうでもいいや」と思ってしまいますが、この作品は必死で追っていきました。それだけ入り込ませる吸引力があります。
単に情けない夫に感情移入してしまった、という事もありますが・・・。

ラストは、え、これでいいの?と思いながら、そうか、彼はこういう道を選んだのか。と彼の性格からして妙に納得してしまいました。テッサの愛の大きさは明らかになりましたが、それよりもジャスティンはもっと深いところへ行っているのでしょう。
彼女こそがわが人生。彼女のいない生活なんて・・・。私が誰かをこれほどまでに愛した事があっただろうか。自分の今までを省みてしまいました。プライベートなのであまり突っ込んで言いませんが(笑)

普段の生活をしているとアフリカの情報などまず入ってはきません。
これがスラム街の現状なのか。汚いドブ川のそばをあばら家が立ち並ぶ。不衛生極まりない雑多な生活圏ですが、そこには活気に満ちた人々がリアルに映し出されます。
この映像に圧倒されました。ハンディカメラで撮影されたので、手振れで目が回りそうでしたが、ドキュメントタッチで描こうとする監督の意図を感じ、本当に起こった事件なのでは?と錯覚するぐらいです。

もしこの陰謀が事実でドキュメンタリーなら、今頃映画のスタッフ達は消されて、この世にいないかも知れません(笑)


現実逃避度  ★★★☆☆
リアル生活度 ★★★★★
切なさ度   ★★★★★
≪総合評価≫ ★★★★★★★★☆☆(10点中8点)

↓以下【作品詳細】&【ネタバレ感想】
【作品詳細】
アフリカのナイロビでイギリス外務省一等書記官として働くジャスティン(レイフ・ファインズ)は、ナイロビの空港からロキへ旅立つ弁護士で救援活動家の美しい妻テッサ(レイチェル・ワイズ)を見送った。
それが夫婦が言葉を交わした最後の時であった…。
テッサは車で出かけたトゥルカナ湖の南端で殺されたと報告を受けた。なぜ、トゥルカナ湖まで足を延ばしたのか?本当に事故なのか?

彼女と共に救援活動していた黒人医師アーノルドとの不倫疑惑、友人サンディとの密約。失意の中、妻の死に疑惑を持ち、妻が追っていた事件がイギリスの薬品メーカーによる人体実験であることを突き止める・・・。

『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督が、冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの原作を映画化。
、妻の死に隠された世界的な陰謀の存在を嗅ぎ取った主人公の心の旅路を、雄大なナイロビの自然を背景に映し出す。。
命を賭けて謎に迫る夫を『イングリッシュ・ペイシェント』のレイフ・ファインズ、不慮の死を遂げる若妻を『コンスタンティン』のレイチェル・ワイズが熱演する。愛の強さと尊さを壮大なスケールで描き出す感動作。


製作年度 2005年
製作国・地域 イギリス
上映時間 128分
監督 フェルナンド・メイレレス
製作総指揮 ジェフ・アッバリー 、ジュリア・ブラックマン 、ゲイル・イーガン 、ロバート・ジョーンズ 、ドナルド・ランヴォ
原作 ジョン・ル・カレ
脚本 ジェフリー・ケイン
音楽 アルベルト・イグレシアス
出演 レイフ・ファインズ 、レイチェル・ワイズ 、ユベール・クンデ 、ダニー・ヒューストン 、ビル・ナイ

【ネタバレ感想】
◆圧倒的なアフリカのスラム街の映像。雄大な風景も美しいが、とにかくこの雑多で不潔な、それでいて活気に満ちた街を描き出した映像には目を見張った。微妙に荒い画面もドキュメントタッチを意識しての表現だろうか?
◆ジャスティンとテッサが出会ってから、一夜を共にするまでが簡単すぎる。温厚なジャスティンが、情熱的なテッサに押し倒されたのか?笑
テッサが「私をアフリカに連れて行って」と言った時、おい、ソレが目的だったのか?と思った・・・。
◆しかも途中のエピソードでも、目的のために体をも提供する云々の発言が・・・。黒人医師ともやたら仲がよさそうだし。こんな人が妻だったら、不安になる夫にも同情する。テッサに共感できる女性も少ないかも。
◆しかし物語が進行するにつれ、彼女はそこまで人を利用する姑息な女だったのか?疑問に感じてきた。プロポーズは打算的だったかもしれないが、自分を暖かく見守ってくれる夫に真に愛情を感じていたのでは。
「あなたのそばにいると安心する」自らを犠牲にして送ってきた人生の、よりどころが彼だったわけだ。
◆熱血で真っ直ぐな性格の人は、度が過ぎると頑固だし結構扱いにくい。テッサの場合も、熱心な活動のせいで流産するし、家庭を顧みないし、夫を巻き込みたくないとはいえ秘密が多すぎる。
◆真面目で人の良さそうで、庭いじりが趣味の夫。外交官とはいえ、あまり行動力があるように見えないし、彼女の心に踏み込む事も出来ない。全てを捧げるほど愛せる人に出会えた事は幸せだったかも分かりませんが、おそらくテッサと結婚していなければもっと穏便な人生を送っていたでしょう。
◆テッサ役のレイチェル。あの大きなお腹はCG?とか思ったけど、どうやら先頃元気な赤ちゃんを産んだそう。あのシーンは一番最後に撮影したのだろう。という事は、身重で撮影に望んでいたのか!?それこそ流産しそうだ。ここまでやられたらアカデミー賞もGG賞も文句はない。
◆薬を買う事も出来ない民衆を相手に、人道的支援を装い薬剤実験を繰り返す大企業。政府や役人たちは買収されて見て見ぬふり。悪行を暴こうとすると消され、事故で済まされる。このもどかしい事態は現実にあるのだろうか。
◆アフリカも広いから安定した国もあるでしょう。しかし、このようにまだまだ貧困な発展途上国(民衆)がいるのだと認識が出来ます。根強く残る人種差別も。日本企業も第三国相手にこういうペテンや搾取をしている?
◆イトコの弁護士がいなかったら、ジャスティン一人では何も進展しなかったのでは?と思うと結構情けない。
◆ラストの湖は塩湖なのか?あの赤い色が不気味だったし、ましてあの最期はそれが果たして彼にとって最善の道だったのか。
◆見終わった後、ズシンと重いものが心に残った。
◆ED曲がやたら切なくて耳に残った。というか「ハァ〜エ〜、ハエ〜、ハァエ〜、ハエ〜、」というフレーズが。
| 洋画−ナ行 | 19:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
スポンサーサイト
| - | 19:04 | - | - | ↑TOP
 
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://genjitu-touhi.jugem.jp/trackback/70
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
CDショップでは手に入らない<BR>通販オリジナルBOXを中心に販売中。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
PROFILE
120×60    バナー          サンタ・リタ・カベルネ・ソービニヨン・リゼルバ              パイパー・エドシック・ブリュット          ブエナ・ビスタ・ジンファンデル 酒蔵(さけぐら).com02 クロネコヤマトのブックサービス バナー100_60          今週の新着情報!          ムシキング サカつく120_40
サーチする:
Amazon.co.jp のロゴ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
無料カウンター ご縁カウンタFree!