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小さき勇者たち〜ガメラ〜

正直ナメてました。子供向けだろうって。
・・・違いました。これは新しい形の怪獣映画です。もちろんお子様は楽しめますが、大人が観たって充分堪能出来るつくりになっていました。

作品の雰囲気は、昔の昭和ガメラシリーズに近く、物語は子供が主体となり進んでいきます。平成シリーズのマニアックな設定のリアルさを期待してはいけません。この作品の目指すは、本来の「ガメラは子供の味方」というところ。

主人公の透は母親を交通事故で亡くし、彼にとって初めての母のいない夏。ある日、海辺の島で赤い石に乗った卵を発見。卵から孵化したガメラは手のひらサイズ。ちっちゃくて可愛らしい。
透はこの亀に『トト』と名付けて、父に秘密で飼い始めます。序盤はペットの亀として描かれるので、まるで動物映画を見ているような錯覚に陥ります。
この辺ちょっと売れ線要素を狙ってるのかな?と勘ぐりました。

平成ガメラのような凝りに凝った画面作りはありません。とはいえ、それなりに工夫した跡はうかがえます。
あの頃よりCG性能はグンと上がっているからでしょうが、いかにもCGという映像は少量です。ミニチュアセットを組んでの撮影は迫力はあります。

しかし・・・怪獣映画なのに、見どころは特撮やCGじゃないなんて作品は初めてです。この作品の売りは、透とトトの触れ合い、心の成長、そして友との友情、人々との絆。これらが繊細に描かれているのには非常に好感が持てます。
そして、ガメラが人間を守るだけでなく、人間(子供)側が逆にガメラのために心を合わせる場面が観ていて心地良い。
女性が脚本を担当したからでしょうか?視点を変えた新しい形の怪獣映画。こういう切り口があったのか!と感心した次第です。

監督がインタビューでコメントしていたのだが、お父さんの
『ガメラは何か知んないけど人間の味方になってくれる。』
という台詞が、友達に好評だったそうです。
そう・・・人間にとってガメラは、本当は言葉も通じない得体の知れない怪物なのです。でも・・・何故だか人間の味方になるのだ。何故かは分からない。ガメラの考えはガメラにしか分からないのです。

私の一番好きなガメラの技(?)は、四肢から火を噴いて回転するシーン。まるでUFOを見ているような回転ジェット噴射・・・ときめく。
ラストでは非常に効果的に使われています。
そのトキメク回転ジェットに加え、透のやさしさ、子供達の行動に感動の涙さえも落ちそう。
困難に立ち向かう勇気と、友情、愛情の大切さを伝えてくれ、観賞後とても爽やかな気分になりました。


現実逃避度   ★★★★☆
アクション度   ★★★☆☆
亀を触った後は手を洗いましょう度 ★★★★★ 
≪総合評価≫★★★★★★★☆☆☆(10点中7点)


↓以下【作品詳細】&【ネタばれ感想】
【作品詳細】
美しい海辺が広がる伊勢志摩地方。事故で母を失った相沢透(富岡涼)は、浜辺で、赤い石の上に乗った小さな卵を見つける。中から誕生した亀に、「トト」と名づけて、食堂経営の父親、孝介(津田寛治)に内緒で飼うことに。透はこのペットをかわいがり、母のいない寂しさを紛らわせた。
ある日、トトが突然空中に浮かび上がった。透の家の隣にある真珠店の娘・西尾麻衣(夏帆)は、そのトトを目撃してしまう。普通の亀と何かが違うと思い始める透だったが…。

1965年に登場して以来、日本の怪獣映画の一翼を担い続けてきたガメラ。今作は「ガメラ」生誕40周年記念作として、原点に立ち返り子供の味方というガメラを前面に押し出しながら、透の成長を通して、親子の絆や困難に立ち向かう勇気を映し出す。「泣ける怪獣映画」というまったく新しいコンセプトで描いた、感動ファンタジー。
監督は、仮面ライダーなどの戦隊シリーズを手がけてきた田崎竜太監督。

製作年度 2006年
製作国・地域 日本
上映時間 96分
配給  松竹
監督  田崎竜太
製作総指揮 −
特撮演出 金子功
脚本  龍居由佳里
音楽  上野洋子
主題歌 mink
出演  富岡涼 、夏帆 、津田寛治 、寺島進 、奥貫薫

【ネタばれ感想】
◆主役の富岡涼君の演技の上手い事。ホント最近の子役は上手になったなあ。
◆夏帆ちゃんは可愛かったね。これからブレイクしそうです。
◆人間と怪獣の触れ合いと聞いて、ピグモンや、カネゴンや、ブースカなどを思い出してしまった私は、もういい歳です。ついでにグズラとかも?卵から産まれるし。
◆伊勢地方のお墓は木造なんですね。初めて見た、あんな形。
◆ガメラとギャオスが死んだ後に採れたと言う赤い真珠は、何か不気味です。あまり買いたいとは思えないのだが(笑)
◆冒頭のギャオスとの戦いがいきなりハイテンションなのに、その後中盤までのほのぼのぶりに、これは本当に怪獣映画なの?と苦笑してしまうほど。
◆どうでもいいが、母親が「透」を「トト」という愛称で呼ぶのはわざとらしい。トトトトトッっていうのも・・・わざとらしいなあ。
◆どうせ食堂を設定するなら、ガメラの食生活も見たかった。肉食?草食?透が店から材料をかすめてきて、トトに与えるの。そんで、父が透に「お前、最近よく食うなあ」なんてボケ親父ぶりを発揮してほしかった。
◆トトが初めて飛んだ時の麻衣の驚いた表情が上手い。ケロロ軍曹ファンなら、宇宙からの侵略者?と疑ってみると面白かったかも・・・って観客がケロロ知ってなきゃ分からんか。
◆スケボーの練習シーン。トトの家中散歩と重ね合わせている映像がテンポが良くて面白い。特に中華なべのトコのシンクロがいい。その直後の包丁シーンも昭和世代なら、ニヤッとするはず。
◆トトが車に轢かれそうになった時、透は母を思い出したのだろう。
「車に轢かれたら・・死んじゃうんだぞ!!」この時の彼の台詞の巧い事。
◆スケボーをトトを運ぶのに使うとは。有効利用(伏線)ぶりに納得させられた。子ぎつねヘレンのスケボー練習より意味があった。(あれはあれでいいんだけど)
◆麻衣ちゃん、心臓が悪くて手術せねばならないほどなのに、結構元気じゃない?とても病気には思えない。
◆「心配だな・・・あのトトと、、、このトト、、、」ああ、麻衣ちゃん、スカートまくれすぎ!私はそちらが心配でした。
◆トトが、途中で姿を消したのは何故なんでしょうか?あんなに皆で協力して隠したのに。
◆ジーダスはギャオスのDNAから生まれたそうだが、作品内では語られないし、ギャオスとは似ても似つかない姿。どちらかというと、ハリウッド版ゴジラに、ジラース風のエリマキをつけたって感じ。ジーダスがどこで生まれ、何しに日本へ来たのか(トトを探しに?)説明があると良かった。
◆巨大生物審議会や、参事官の描き方はちょっと雑な感じでした。これは女性脚本家であるところの弊害かもしれない。もしくは、語るべきはそこではないという割り切りか。
◆馴染みのある名古屋駅前で繰り広げられるバトルは観ていて楽しかった。名古屋駅のツインタワーにガメラが突っ込んでいく様が、9・11のようでした。
昨年の公開だったら、『愛・地球博』まで足を運んだかも知れない。昔のガメラが大阪万博に行ったように。
◆クライマックスの子供たちのリレー。ここが一番の見どころ。
避難所で、麻衣に近寄ってくるこの女の子は何者だ?いきなり現れて?
といぶかしんだが、なるほどこうやって子供等が集まってくると意味が分かってくる。ああ、これが『小さき勇者たち』なんだ、と思ったら何か心が温かくなった。
◆ガメラに必要な赤い石を渡すべく、何かに導かれるように赤い石に惹かれてくる子供たち。逃げ惑う大人たちを尻目に怪獣に向かってまっしぐら。無関係だった大勢の子供達が、ガメラを助けようとひたむきに協力し合う姿に目頭が熱くなる。
◆次の人に「トトに!」と伝えるだけで、(トトが何なのか知るはずもないのに)赤い石を誰に渡すのかがテレパシーのように伝わる。そこに理由はありません。とにかく惹かれるのです。理解できるのです。
◆でも、、、そもそも、透は何でこの石が必要だと分かったのでしょうか?
◆自衛隊がいるのに、怪獣映画に付き物の軍隊の迎撃がなかったなあ。
いつもの図が見たかった。一応、攻撃はするんだけど、全く効かずに逆にコテンパンにされるって図。この辺は物足りない。 
◆「トトだって子供なのに逃げないで戦ってるんだ!だから・・僕も逃げない!!」という台詞。 多分、もっと若い頃に観ていたら、クッサイ台詞!と思うのだけど、今だと心に響く。年齢によって感想って違ってくるもんですよね。今の自分は逃げずに戦っているのか?と自問自答してしまいます。
多分子供に連れてこられたお父さんたちの心にも響いたに違いない。
◆母を亡くしている透が、もうこれ以上愛する人(トト)を無くしたくないという気持ちが痛いほど伝わってくる。
◆ラストの、透がトトの頭をなでる(真似をする)シーン。うるっと来ます。ここから曲が変わって、「行け!トト!」グ〜ンと盛り上がりました。この音楽が盛り上がる。泣ける。
◆そして、今までトトと呼んでいた透は、初めて『ガメラ』と呼びます。『さよなら、ガメラ』
透が彼の成長を認めた瞬間です。そして、それは同時に透自身が成長した事をも表現しているのではないでしょうか?
◆ガメラは回転ジェットで飛び去ります。私は、まるで小鳥の巣立ちを見守る親のような立場で見入ってしまいました。
もし製作側が、成長物語を軸としているのなら大成功でしょう。
◆もし、これの続編を作るとしたら、トトはすでに成長してしまったので、同じ手は使えませんが。どうしましょう?
◆大映が角川に吸収されて角川大映になったのは知っていたが、名古屋の日本ヘラルドも、いつの間にか角川に吸収されていたのね。恥ずかしながら知らなかった・・・。というか、大映の名がすでに消滅している寂しさ・・・・・。
| 邦画−た行 | 12:04 | comments(3) | trackbacks(8) | ↑TOP
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おはようございます!いつもありがとうございます!
あたしはやっぱり平成ガメラなんですよね。
この映画も、良いとは思うのですが、怪獣好きのおばちゃんにはちょっと、、
回転飛行といえば、G3の、後肢のみ噴射の直進飛行から四肢噴射回転飛行に変化するシーン、おまけにあのときは、ガメラの緑の血が飛び散ったんじゃなかったかな?あのシーンはほんと、鳥肌が立つ、すごいシーンでした。
もう止まらなくなるから、この辺で、、、
またよろしくお願いしますね。
| 猫姫少佐現品限り | 2006/05/27 6:31 AM |
>猫姫少佐現品限り 様
コメントありがとうございます。
怪獣好きのお気持ち、コメントからひしひしと伝わってきます。
私、そういえばG3ってしっかり観てないんですよね。
友人とレンタルして、酒飲みながらワイワイ観た様な・・・。
っつ〜か酒優先みたいな。
1,2はちゃんと観たのですが・・・。
今度、しっかりじっくり拝見します。

猫姫様も、回転ジェットがお気に入りのご様子。回転ジェット・・・カッコいい、ときめく。もう2時間こればっかでも良い(笑)
| ぽたます@管理人 | 2006/05/29 1:23 AM |
「ガメラ」とうとう復活しますね。
ガメラが生まれてもう50年か〜わたしも56才
少年時代は、私はやっぱり「ガメラ」派でした。
「ゴジラ」も嫌いではないのですが、なにか一貫性を感じられなくて。
「ガメラ」はやっぱり子供の味方の方がいい!
4分の予告編?を観る限りやっぱり子供がかかわってきそうでうれしい。平成三部作は女の子と心を通わせてましたが、
「ガメラ」はやはり「男の子」のもの?{笑}
「少年の心を持ち続けるもの」としての私としては、やはり時めいてしまいます。{笑}
「日本」も今からが頑張りどき!

「日本復活」のタイミングに合わせ、いつも怪獣が出現するのは、気のせいでしょうか・
| もくのすけ | 2015/10/10 2:20 PM |
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