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ナルニア国物語〜第一章 ライオンと魔女


『ナルニア物語』の原作はC・S・ルイスが今から約50年前に書いた、全7巻からなる有名なファンタジーなのだそうです。書店でパラパラと立ち読みはしました(買えよ悲しい
余談ですが作者ルイスは『指輪物語』(ロード・オブ・ザ・リング)の作者トールキンと同僚かつ親友だったらしい。

ディズニーの映画と聞くとまず、お子様向けかな?という先入観が来てしまいます。どうにもディズニー映画は、総じて優等生的で毒々しい物、俗っぽい物の欠片も無いのが物足りないのです。ある程度のレベルには達していて、決してつまらない訳ではありません。が、深く心底突き刺さるものには今まで出会えていないのです。(というかそれほど観てないんだけどたらーっ


さて『ナルニア物語』も果たしてそのような印象でした。タンスの奥には別世界が・・・というのは夢のある設定で面白い。私が小さい頃、押入れの天井が屋根裏に続いていてドキドキして覗いたのを思い出しました。
しかし、『ロード・オブ〜』が大人の為のファンタジーなら、こちらは純粋な児童文学。つまり優等生なんです。ダークな部分は見当たらず、悪役も予定調和的な悪役加減(?)怖いのは狼軍団ぐらいなのね。

内容は可も無く不可も無く。格別に面白いわけではありませんが、観ていて飽きる事はありません。ストーリーは分かり易いですが、所々??な部分も。シリーズ第1作目という事で登場人物の紹介に時間を割いているので分かり易いのも当たり前ですが、その分物語にあまり深みはありません。

4人それぞれにスポットを当てようとするため話が散漫になっているし、RPGの元になったような作品なのに、子供たちが成長するヒマがないまま、いつの間にか巻き込まれていった様子に見えます。
4人の普通の子供達が、戦争の渦に巻き込まれていく事への戸惑いや、英雄扱いされる事への苦悩などの心理描写が、もう少し丁寧に描かれていればという気がします。

あと、状況説明が足りない。アスランと白い魔女との関係、なぜアスランが100年も眠っていたのか、子供達がナルニアの救世主となる理由、この辺もっと解説があってもよかった。

真っ白な雪の世界や、緑あふれる草原など、色彩豊かなシーンが爽やかな気分にさせられます。戦闘シーンもピーカンの日差しの中で繰り広げられ、戦いの悲惨さは皆無です。

最近の戦争シーンは、大群同士によるお決まりのパターンが多いですね。本作もキッチリ周到しています。違うのはジュマンジ並みに動物が暴れるところでしょうか。でも、現実世界で戦争を避け疎開してきたはずの兄妹が、ナルニアで戦争の中心になるなんて皮肉ですね。
子供を対象とするなら、わざわざお決まりの戦闘をしなくても、魔女との知恵比べとか度胸試しとか、そんな決着の付け方でも面白かったかも?と思いました。

「続編に続く」という終わり方をする映画は、スッキリしなくて好きではありません。わざわざ「第1章」とタイトルに付けている本作も「続く」って感じで終わるのかな?と覚悟はしていたのですが、充分1作で完結出来ている作品でした。この点は非常に好印象。気持ちが良かった。
ただ、あの子たちがどのように成長していくか続きが見たい!とは思えなかったんですよね。この後どうなるんだろうというワクワク感が・・・ない。



エンドロール途中で一つ映像が。少々短かったが、こういうのをもっと増やして欲しいです。最後まで観ればおまけ映像が観られるという特典は大いに推奨します。
バタバタと席を立たれるとムカつきます。しかもしゃべりだします。蹴り入れたくなります。


現実逃避度 ★★★★☆
リアルCG度 ★★★★☆
スケール感 ★★☆☆☆
≪総合評価≫★★★★★★★☆☆☆(10点中7点)


↓以下【作品詳細】&【ネタばれ感想】

【作品詳細】

第二次世界大戦下のロンドン。ぺベンジー家の4人兄妹は、疎開のため、田舎の古い屋敷に預けられる。屋敷の中でかくれんぼをしていて、末っ子のルーシーが隠れた部屋には、衣装ダンスがあった。扉を開けるルーシー。すると、そこは一面に雪が降り積もる森だった。衣装ダンスは、別の世界への入り口だったのだ。その名はナルニア。
偉大なる王アスランが作った国ナルニアは、冷酷な白い魔女(ティルダ・スウィントン)により、100年にもわたり冬の世界に閉ざされていた。

『ナルニア国物語』は、英国作家、C.S.ルイスが1950年に発表した、全7巻からなるファンタジー小説。シリーズの第1章を映画化した。
神秘の国、<ナルニア>の2555年間の物語を、壮大なスケールで綴った年代記で、トールキンの『指輪物語』(『ロード・オブ・ザ・リング』)と、英国ファンタジーの双璧を成している。監督は、『シュレック』シリーズのアンドリュー・アダムソン。主人公の子どもたちはイギリス中から選ばれた天才との呼び声も高い4人の子役が演じている。

製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ
上映時間 140分
監督 アンドリュー・アダムソン
製作総指揮 アンドリュー・アダムソン 、ペリー・ムーア 、フィリップ・ステュアー
原作 C・S・ルイス
脚本 アンドリュー・アダムソン 、クリストファー・マルクス 、スティーヴン・マクフィーリー 、アン・ピーコック
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演もしくは声の出演 ウィリアム・モーズリー 、アナ・ポップルウェル 、スキャンダー・ケインズ 、ジョージー・ヘンリー 、ティルダ・スウィントン、 リーアム・ニーソン

【ネタばれ感想】
◆弟は大事な父の写真を取りに行っただけなのに、何であんなに怒られるかなあ。あれじゃひねくれるよ。
◆動物達のリアルな動きは素晴らしい。アスランの毛並みはまさに本物。ビーバー夫婦も楽しかったし、タムナスさんの足もセクシー(?) 動物がしゃべるというのはいかにもディズニーが好んで作りそうな設定だ。
◆でも、実際の動物が登場するとファンタジー色が薄れるなあ。
◆末っ子ルーシーのしぐさは可愛らしいが、何だか下ぶくれのペコちゃんみたいな顔だった。
◆ルーシーが他の兄妹にタンスの説明をした時、ナルニアの世界に行けなかったのは何故なんでしょう。疑問を持った者が一緒だと行けないのでしょうか?
◆サンタクロースが赤い衣装じゃないのは何故ですか?子供らがサンタと言わなければ「何だ?いきなり、このジジイ」って感じだった。それより敵に追っかけられているとはいえ、子供へのプレゼントに武器を送るとは、このサンタ、夢も平和も無い。
◆魔女が敵地まで軽装備でやってくるなんて、緊張感がなさ過ぎ。もうそこで殺してしまえば万事解決やんと思った。
◆身を挺してエドを助けようとするアスラン。でも菓子に誘われ裏切ったエドを、そこまでかばおうとするには説明が足らなかった。人道的といわれればそれまでだが。
◆ところでアスラン様は・・・肉食なんでしょうか?周りにいる動物達は、率先して身を捧げ、ありがたく食べて頂くのでしょうか?w
◆アスランのたてがみをジョキジョキ切る場面はとても残酷だ。ライオンの強さの象徴であるたてがみ、それは彼のプライドがズタズタに切り裂かれた事に相違ない。アスランが死んだ後、え〜これからどうなっちゃうの?と観てて焦ったのですが、何てこたァない。あっさり生き返ってしまって何だか興ざめ。
◆原作にはかなりキリスト教(聖書)の要素は含まれているそうだ。「アダムの息子」とか「イブの娘」とかの台詞があったので、なんとなく分かったが、アスランはキリストを象徴しているんだそうで、だからイキナリ甦ったの?だったら十字架に張りつけとかしてくれれば分かるのに。
◆甦った理由が予言によるもの?ルーシーの涙とか、スーザンのキスとかなら、ベタだけど一応納得するのに。しかしこの二人、戦闘が始まっているのに、なんで死骸に添い寝してるの?ライオンの威厳の中に父を想い出したとか?でも見た目はケモノだしな。
◆日本人にはキリシタンの事は分かりません。国際的な作品にしたいなら宗教色は抑えられないか?でも原作がそっちに振られているならしょうがないのかな。
◆たとえば西遊記なんかアメリカに持っていっても、分からんかもなあ。
◆戦闘シーンで相手を切っても血が一滴も流れないのは、やはり低年齢を意識しての事?
◆魔女の剣さばきは見事だが、あれだけの魔力を持っているのだから、何故魔法を使ってガンガン石にしていかないのだろう。
◆お兄ちゃん、勝手に大将に祭り上げられているが、もう少し葛藤とか悩みとかないのか?そういうのを乗り越えて成長していく過程があってこそ共感できるのにスッポリ抜けている。ただ、闇雲に進め〜って感じで戦術とかまるっきり無くいきなりピンチだし。
◆弟のエドが改心して仲間に戻る場面も同じく。アスランに何か諭されているが、私としては、アスランがどういう言葉で反抗的な弟の心を解かしたのか聞きたかった。弟の心情の変化は、ストーリー展開上のキモとなる部分だと思うんだけど。
◆アスランが甦ったなら4兄弟は必要なさそう。実際アスラン一人(一匹?)の活躍で形勢逆転だし。石化した仲間をもフッと一息で元通り。
4人が居なくてもこのライオンだけで解決できるのでは?
雪解けのきっかけは4兄妹だけど、その後の存在意義が・・・。もう少し彼らを成長させて頼りにしてやって欲しい。
◆で、最後は味方がみんな生き返るのは何だかなあ。(ルーシーちゃん敵は生き返らせたのか?)悲惨な場面はオブラートに包んでというのは違うんだよ。戦争をやったら敵も味方も傷つき倒れる、という事を子供にもちゃんと教えるべきなんだと思う。
◆どこかで観たような戴冠式。4人に東西南北の領地を与えられるが、子供達に統治させるのは幾ら何でも無謀だろう。
◆世界が狭く感じるのはまだ序章だからか?次回作は経験値が上がって他所の国とか行ける様になるのだろうか。
◆4兄妹は何かショボ〜イ印象薄い顔だったのは、子供達が共感できるように普通っぽい子を配置した感じだったが、大人の4人はみんな美女&美男。
これは夢壊してない?いや、想像たくましい子は自分も将来カッコよくなれると思っちゃうか。じゃ、いいや。(なげやり)
◆あんなに大人になるまで現実世界の事はすっかり忘れて、ナルニアに居座ったとは。帰る気が無かったのか?帰らしてもらえなかったのか?それともここに留まりたいという魔力を持った国なのだろうか?
◆10歳以上は年取っているようだったが、タンスから帰ってくると元の姿に。??ナルニアでの10年は現実には大して時間が経っていないのでしょうか?
◆時は戦時中。帰ってきたら屋敷が空爆で丸焼けだったら面白かったのに。あ、でもタンスがもし焼けたら帰って来れない?
◆ディズニーっていつも音楽が印象的なのだが、この作品には心に残るようなメインタイトルが無かったような気がします。
◆あの教授は何かありそうな予感。次回作にはその辺りが関連してくるのか?
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ナルニア国物語
ナルニア国物語 を観てきました〜(  ・ _ ・  )ジーッ ディズニー製作のファンタジーものです 私は終始迫力にドキドキしてました~(=^‥^A だけど他のブロガーさんの感想とか見ると・・・ あんまり良い評価ではないみたいσ(^_^;) 内容はありきたりな感じ
| ☆沖縄に行こう☆ | 2006/04/19 9:39 PM |
ナルニア国物語・ライオンと魔女(小説)感想など
『ナルニア国物語[:曇り:]』ライオンと魔女ですが、翻訳版を読みました。原書は以前読んでいたのですが、児童書でも古いのであまりよく理解できませんでした[:汗:]。 それで日本語ですが、日本語でも結構分かりにくいところもありました[:くもり:]。翻訳されたのも結
| 英語の本を原書で読みたい! | 2006/04/19 10:28 PM |
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