ランド・オブ・オズ1
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サイレン −FORBIDDEN SIREN−


ブオオオオオオ〜〜〜〜!!!!!
サイレンが鳴る時って・・・ドキドキする。
サイレンが鳴る時・・・それは不幸が起こる予兆、どこかで起こっている通告…。
過去の戦争の体験は無いが、サイレンを聞くと空襲警報を思い浮かべる。サイレンが鳴る=(イコール)人々が死ぬという連想は難くない。

私の実家は田舎町で、火事が発生すると広報スピーカーでけたたましくサイレンが鳴る。野次馬に行くときもあるがいい気分はしない。そこには少なからず不幸があるからだ。

この「サイレン」という映画。PS2のゲームを題材にしているらしい。
以前は割とゲームは好きだったのだが、プレイする暇がなくここ数年は遠ざかっていた。この手のゲームはバイオハザード辺りまでしか分からない。
その同名ゲームを題材に「ケイゾク」「トリック」の堤幸彦が監督した。
これまでの堤監督作品の雰囲気は割と好きなので、彼がどんな手法でこの作品を創り上げるか多少期待して観た。



導入部はかなり引き込まれる。怖いというより不気味さ満点だ。じっとたたずむ生気の無い島民達がただならぬ雰囲気を感じさせる。
異文化が混ざり合った不思議な町の空間だったり、山にポツンと佇む不気味な鉄塔だったり、土着信仰のご神体がムンクの叫びだったり、これはゲームの設定なのか、堤監督特有の独特の世界観なのか知らぬが、とにかく前半は何が起こるか分からないドキドキ感がある。
話は進み中盤は、いったい今どうなっているのか?話がどこへ進んでいくのか、まるきり見えない怖さがそこにはある。とはいってもドキッとする場面は正直少ない。その代わりに終始ぐももも〜んという低音が流れ、それが不気味さをイヤが上にも高める。

・・・ところがだ。後半になるにつれ、ど〜も物語は破綻していくのだ。途中でばら撒いた謎(人物やキーワード)が結局ほとんど解決できていないまま、最後には無理やりつじつま合わせをするのだが、いかんせん安易な発想でえ?今までは何だったの?と閉口する。
あのラストで「ふむふむ、なるほど」なんて納得する人がいたら、お目にかかりたい。

主演の市川由衣の演技は悪くなかった。彼女のデビュー時から注目していたと言う事でちょっとひいき目なのだが…。森本レオ、ココリコの田中は、わざと狙ってキャスティングしたのだろうか?しかし彼らの役はイメージに合っていなかったような。阿部寛はサービス程度の出演だし・・・。

堤監督はシリアスな中にも笑いをはめ込むのが得意な人だと思うのだが、ホラーと言う事でそれが上手く表現できなかったのは残念だ。PSのゲームの大掛かりなプロモーションという感じだった。


現実逃避度    ★★★★☆
独特世界観度  ★★★★★
スッキリ度    ★★☆☆☆
≪総合評価≫  ★★★★★☆☆☆☆☆(10点中5点)

↓以下【作品詳細】&【ネタばれツッコミ】
【作品詳細】
1976年、夜美島で全島民が突如消失する事件が起きた。
事件から29年後、天本由貴(市川由衣)は病弱な幼い弟の静養のため、フリーライターの父と3人で夜美島へ引っ越してきた。
青年医師の南田(田中直樹)に迎えられ島を案内されるが、島民たちの奇妙な視線に居心地の悪さを感じていた。家では隣人(西田尚美)から“サイレンが鳴ったら外に出てはならない”との警告を受ける。
それは、この島にまつわる不気味な言い伝え。その日から由貴に、奇妙な現象が襲い始める…。

製作年度 2006年
製作国・地域 日本
上映時間 87分
監督 堤幸彦
製作総指揮 −
脚本 高山直也
音楽 配島邦明
出演 市川由衣 、森本レオ 、田中直樹 、阿部寛 、西田尚美


【ネタばれ感想〜ツッコミどころ満載】
◆上映前の「トリック2」の予告が漫才っぽくって面白かった。
◆冒頭の阿部寛のシーンで、窓に映った謎の人影は何だったのか?彼は何に怯えていたのか?
◆弟が心臓悪いくせに、おとなしく出来ずいつも行方不明になる。後半になって理由はわかるのだが。
◆掃除の時のムカデにはビビった。後半は、何か来るぞ来るぞと身構えていると、なかなか来ない、そしてラストまで来ないまま…。
◆赤い画面に切り替わり、ハアハアと荒い息づかいが聞こえるが、森には何かがいるの?
◆阿部寛と松尾スズキを最初混同してしまった。よく見たらスズキは阿部ちゃんみたいな濃い顔していないので・・・。阿部ちゃんは現在は生きていない(もしくは島から出た)という事でいいんだよね?
◆じゃあ、スズキ演じる小屋の男って何のために出てきたの?ただ身代わりでやられるためだけ?
◆「外へ出るな」と言っておいて「囲まれる前に逃げろ」って矛盾してんじゃん。由貴が外に出た時はあれほどいたゾンビは一人もいないし。
◆森本レオの暴れ具合がまるでシャイニングのようだが普段のぼ〜ッとしたレオの印象が強くて怖くないし、かといって笑えないし、これはどう捉えればいいのかなぁなんて、妙に冷静になってしまいました。
◆赤い服の少女は伝説の人魚なのか?っつか、足あるし。なぜ、弟ばかりをつけ回すのか?
◆EDでもやるくらいだから人魚伝説がかなりウエイトを占めるようなのだが、実際には本編では関連がない。
◆音響に凝っていて、360°音が回る、なんて宣伝で言っていたが、私が観たシネコンではそんな音響設備は整っていなかったようで、ステレオで臨場感はあったが、音がぐるぐる回るなんて新感覚不思議体験が得られなかったのは残念。
◆でも全編通して鳴っているぐももも〜〜〜んという低音が心理的に負担がかかる。
◆「音」は結構怖かったので、その狙いは成功したのだろうが、肝心な「サイレンの音」が実在しなく幻聴だったなんて。なんだかな〜。
◆DOG=GOD(狗は神)LIVE=EVIL(生者は悪)なんて意味ありげに挿入されるが、どうも堤監督独特のユーモアであり、意味なんて無いようだ。
◆同様に、以下のシーンも只の思わせぶりか、由貴の見た妄想、幻覚って事ですんじゃうのかな?
・レオが襲われた時のビデオの白い影、
・赤い映像で荒い息で森の中から見つめる存在、
・島民が急に姿を消す
・隠し部屋で見た島民の29年前の写真、
・犬(オスメント)が消えた訳、
◆鉄塔に登った時に、田中から真実を明かされたので鉄塔の場面は現実なのか。じゃあ、あんな上から落ちたのに大してケガしていない事も現実?
◆物語はほとんど由貴の視点で進行するので、第三者の目から描かれる場面は少ない。となると、「じゃじゃ〜ん、実は今まで皆さんが見ていたのは由貴の幻覚でした。」と言われれば、「はあ、そうですか。」としか言いようが無い。
◆ってか、ここ迄来て夢オチは卑怯でしょう。
◆ラストでメモの半分を手に入れ、4度目のサイレンの項に気付く医師の田中。でも半分だけでも充分意味が分かるはずでは。
◆由貴がメスで田中を刺すがこれは現実?なんだよね。
◆由貴の体験が幻覚でも、29年前の事件は現実に起きた事でしょ?メモも残っているし。29年の時を経て今まさに、新たなる大量殺人の幕が切って落とされた、のだとしたら、過去と現在の事件がつながる因果関係とかももう少し上手い描き方があったのでは。
◆じつは幻覚ではなく、人魚の呪いがかけられているとか。医者にはそれを見抜けないので、弟を亡くしたショックを引きずっていると思い込んでしまう。とかは?
◆「その謎は解かないほうがいい」・・・結局、つじつまの合っていない映画だから謎解きしても意味無いという事か。
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