ランド・オブ・オズ1
<< ハリーポッターと炎のゴブレット | main | THE有頂天ホテル >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | ↑TOP
オリバー・ツイスト
オリバー・ツイスト
有名なディケンズの作品を、『戦場のピアニスト』で再び第一線に返り咲いたロマン・ポランスキーが手がける、と聞いただけでわくわくします。
おすぎがCMで薦める時は多少の覚悟が必要ですが、一体どんな世界を創り上げるのか期待はあります。

さて感想は、なかなか良質な作品でした。19世紀のイギリスは、身分の差(貧富の差)があんなに激しい時代だったんですね。救貧院とか、簡易裁判?とか子供が歴史に興味を持つには、いい材料になりそうです。

純真無垢な主人公を見ていて、何だか日曜日夜7:30から放送していた世界名作アニメ劇場を思い出しました。

但し、後期の頃です。初期のハイジ、フランダース、母をたずねて、ラスカルなどは今でも人気があるのに、後期の・・・ティコとか?ブッシュベイビーとか?ロミオ?見てないので覚えていませんが話題に上る事も少ないです。

それは何故かと言うと、子供が子供なりに一生懸命生きている姿が、初期にはちゃんと描かれていました。しかし、後半の作品は大人の目線で描かれ『子供にはこうあってほしい』というある種、理想像みたいな物が含まれている気がしました。自分自身大人になってきた事も、そういうものに対しての反発心をさらに掻き立て見る気が無くなったのかも知れません。

あとは主題歌ですね。小公女セーラの時、工藤夕貴が歌っていました。そのヘタさ加減にムカついた記憶があります。その後、さらにヘタに輪をかけたおニャン子の連中がフジテレビのアニメを席巻。粗製乱造のTVアニメブームに乗り、おニャン子は調子に乗り、秋元康は長者番付に載り、高井麻巳子の上に乗り・・・、何でだ!マミちゃんは、あんなメガネデブのどこが良いんだ!そりゃ才能あるだろうけど、そりゃ金持ちだろうけど。よりによってこれからって時に結婚引退だと!!チクショ〜!!秋元許さん! と枕を涙で濡らした若かりし頃を思い出します。

・・・さっさと本題に戻りましょう。
とにかく目線が大人から見た感じで、オリバーに対してあまりに理想像を創り上げてしまっています。どんなに疑われ虐げられても、どんなにどん底の生活をしても、決して人を恨まず、悪事に手を染めずというのが何だかキレイすぎて、心根の腐った私にとっては、居心地の悪い映画でした。

では、何故オリバーがそんなにキレイな心の持ち主なのか。何か理由とかないんですかね。
『僕は〜〜を信じてる。だから人の悪口は言わないんだ』
なんて台詞があれば少しは納得いくのですが、作品を観る限りでは、おとなしくて自分の感情を表さない、だから恨み言を言えない。もしくは、ただ周りに流されるまま何も考えていない。というネガティブな印象です。

なので、オリバーは純粋な心を持ち続けた。だから幸せになれた。というには説得力に欠ける気がしました。
彼は幸せを自分の手で引き寄せようとしていないんだもの。何だか事件に巻き込まれ、何だか追っかけられ、何だか犯人は自滅し、何だかハッピーエンドみたいな。

ポランスキー監督は過去に自ら犯した淫行を償わず逃亡したのが、もしかすると心にひっかかっているかもしれない(笑)だから、こんな純真な主人公にあこがれたかも。
というのは冗談ですが、監督はお孫さんが観られる作品を目指したらしく、子供でも分かるようにした様です。もう少し人物の性格や心情を描けていればもっと良くなったと思いますが。

とはいえ、観ていて飽きる事はなかったしもう少し煮詰めれば・・・惜しい気持ちで一杯です。何より主演の子が可愛い。世の女性達がほっとかないでしょう。もう一人、仲間の早業ドジャーもちょっとカッコいいかも。

そしてあの町並みは、実際にかなり広大なセットを組んだそうですよ。約80億円を注ぎ込んだそうです。本物と見紛うばかりの精巧な造り。すばらしい!というかやりすぎ!モッタイナイ!

現実逃避度     ★★★☆☆
19世紀再現度    ★★★★★
オリバー君可愛い度 ★★★★★

【総合評価】 ★★★★★★★☆☆☆(10点中7点)

↓以下【作品詳細】&【ネタばれ感想】
【作品詳細】
『戦場のピアニスト』の巨匠、ロマン・ポランスキーがチャールズ・ディケンズの名作を映画化。戦争の中で運命をもて遊ばれていく健気な少年の感動物語。 9歳の孤児オリバー・ツイスト(バーニー・クラーク)は、救貧院で労働に従事していたが、夕食の席で「おかわり」を求め、救貧院を追放されてしまう。


製作年度 2005年
製作国・地域 イギリス/チェコ/フランス/イタリア
上映時間 129分
監督 ロマン・ポランスキー
製作総指揮 −
原作 チャールズ・ディケンズ
脚本 ロナルド・ハーウッド
音楽 レイチェル・ポートマン
出演 バーニー・クラーク 、ベン・キングズレー 、ハリー・イーデン 、ジェイミー・フォアマン 、エドワード・ハードウィック

【ネタばれ感想】
◆ぶっちゃけ言うと確かに良質、なるほどとうなづかされる。されど夢物語、心にズキンと響く話ではない。
◆音楽(メインタイトル)はなかなか印象的。あれが流れるたび私の頭の中では『お〜たまじゃくしはカエルの子〜♪』のパクリっぽいなあという考えが。でもあれって元々は外国の民謡だっけ?
◆セットはリアルでも人物描写がリアルでないので何かファンタジーっぽく見えてしまう。
◆救貧院での仕打ち、貰われた家での仕打ち、何でオリバーにだけこんなに災いが訪れるのか、と不愉快に感じましたが、観ているうちにもっと反抗しなさいよ!とオリバーに対して不満が積もった。
◆彼らが執拗にオリバーを虐めるのに何か理由が欲しい。オリバーが憎らしい言葉を放つとかなら分かるけど。
◆ナンシーが何故、他の子よりオリバーを可愛がったのか?ブラウンロー氏が何故あんなにオリバーを気に入ったのか?行動理由に納得できる描写が必要だった。
◆母の事を侮辱されたオリバーがいきなり怒り出すのだが、彼と母のエピソードがもっとあれば、感情移入できたのに。
◆窃盗集団の中に受け入れられるオリバーは、他の子と同様に充分な教育を受けていないので善悪の区別がつかない頃だと思う。とはいえゲームとしてやってる事にある程度想像はつくだろう。周りが窃盗を当たり前として行い、フェイギンが良くやったと褒めてくれるなら、普通の子だったらやるでしょう。窃盗。今まで褒められた事ないのに褒めてくれるんだもん。
◆ビルとナンシーや、フェイギンの関係も少々分かりにくいため、彼らの行動理由が見えてきません。
◆わざわざ捕まりやすい方へ逃げたり、ここってトコでこけたり。オリバーってかなり不器用な子?
◆オリバーはブラウンローの家に迎えられたのだが、今まで世話になったフェイギンらには何も挨拶なしでいいの?悪者と知ったから手のひら返しちゃったの?
◆オリバーは養子に貰われたが、他の子はどうしたのだろう?そちらの方が心配だ。
◆ラストの処刑されるフェイギンと、面会に来たオリバーの場面はいい。
オリバーの純粋さ、優しさがフェイギンの心に染み込み、彼もまたオリバーに優しさを込める。ちょっと泣けてきた。
◆そして馬車に戻ったオリバーをブラウンローはそっと抱きしめる。オリバーは自分だけが幸せな生活を送っている事に罪悪感を持ってしまうかもしれません。
しかし、将来、ブラウンロー氏の資産を譲り受ける事になった時、オリバーはその優しさと貧困の経験があるからこそ、貧困な弱者を救済する立派な青年になってくれる事でしょう。
| 洋画−ア行 | 03:20 | comments(0) | trackbacks(2) | ↑TOP
スポンサーサイト
| - | 03:20 | - | - | ↑TOP
 
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://genjitu-touhi.jugem.jp/trackback/42
トラックバック
明日はレディース・デイ!第2回ファン限定企画もやっと公開!
明日はまたまた'''レディース・デイです!'''(あ、一部劇場は除きます) ぜひ映画館へお越しください。 それにかこつけてこのブログをお気に入りに登録していただいた方への感謝をこめて、 “ファン専用フェイギンの大切な箱”にて第2回フ
| 映画『オリバー・ツイスト』ブログ 〜ロンドンまで70マイル〜 | 2006/02/15 12:40 PM |
オリバー・ツイストその2
●『オリバー・ツイスト』2006年1月28日公開。 オリバー・ツイスト オリジナル・サウンドトラックサントラ オリバー・ツイスト〈上〉本 オリバー・ツイスト〈下〉本 オリバー!DVD1968年版 ■訪問者様にお願い■ ←お手数ですが一日一回の
| 映画鑑賞&グッズ探求記 映画チラシ | 2006/02/15 8:11 PM |
CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
CDショップでは手に入らない<BR>通販オリジナルBOXを中心に販売中。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
PROFILE
120×60    バナー          サンタ・リタ・カベルネ・ソービニヨン・リゼルバ              パイパー・エドシック・ブリュット          ブエナ・ビスタ・ジンファンデル 酒蔵(さけぐら).com02 クロネコヤマトのブックサービス バナー100_60          今週の新着情報!          ムシキング サカつく120_40
サーチする:
Amazon.co.jp のロゴ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
無料カウンター ご縁カウンタFree!