ランド・オブ・オズ1
<< ボジョレー・ヌーヴォー | main | どうもすいません >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | ↑TOP
ブラザーズ・グリム
ブラザーズ・グリム DTS スタンダード・エディション
19世紀のドイツの村。うっそうと木が茂る不気味な森で、次々に少女たちが姿を消した…。
いかさまの魔物退治で荒稼ぎをしていたウィルとジェイコブのグリム兄弟は、その事件を解決する事を条件に釈放され、マルバデンの森へと向かう。森の中では魔術的パワーが満ち、不思議な事件が起こり続ける・・・。


誰もが子供の頃に読んだり聞いたりした『グリム童話』を存分に織り込んだエンターテイメント。子供向きのファンタジーかと思いきや、『本当は恐ろしいグリム童話』のようにおぞましい雰囲気というのが最初の印象でした。

色んなグリムのお話が詰まっていますが、脚本も同様に適度にミステリアスあり、適度にファンタジーあり、適度にコミカルあり、グロテスクあり、ささやかなロマンスや兄弟の葛藤ありと、色んなものを詰め込んでいます。つまりはごった煮状態です。

そのため、中途半端で物語の焦点が散漫になってしまった感があります。特に足りないと感じたのは人物の掘下げ。兄弟がペテンを行うに至った経緯や、その仲間達との関係、ヒロインのアンジェリカの兄弟に対する気持ち、父への感情などなど主要人物のエピソードがもう少し必要だったかと。その反対に必要のないシーンや、そんなに長く描かなくていいのに?と感じる所が数ヶ所ありました。中盤は少々テンポが悪く、森へ行ったり来たり同じようなシーンが続いて中だるみが感じられます。

とはいっても面白くないわけではない。セットや衣装など美術的には凝った映像で、中世の雰囲気は良く出てました。CGを駆使した映像満載で美しい画面を構成しています。
所々にコミカルな場面が出てくるのでミステリアスの中にも笑いどころがいいアクセントになっています。序盤の魔女退治は引き込まれるし、中盤以降の謎の塔へ乗り込むあたりから面白くなってきます。謎解きやアクションもあり、それなりに盛り上がります。
音楽もなかなか重厚なつくりで良かったですよ。印象に残るようなメロディは無いけれど。

そして何より、モニカ・ベルッチの美しい事!!綺麗過ぎます。私だったら即、魔法かけられます。むしろかけて下さい・・・。


テリー・ギリアム監督は、一風変わった独特の雰囲気の映画を作る事で有名です。ブラックジョークやら、微妙に斜めになったりする不安定なカメラワークやら、凝ったデザインやら、ギリアム作品だと感じる箇所はいくつかありますが、今回の作品はかなり大衆向けに作られています。ドンキホーテの映画が撮影中止になり多大な借金が出来たんでしたっけ?今回は確実にヒットする作品をと、自制または周りからキツク言われたのではと想像します。
地道にお金と信用を貯めて、またドンキホーテに挑戦して欲しいものですね。

現実逃避度         ★★★★☆
ワクワク度        ★★★☆☆
thanksモニカ(by吉川晃司)度 ★★★★★
≪総合評価≫ ★★★★★★☆☆☆☆(10点中6点)

↓以下【作品詳細】&【ネタバレ感想】
【作品詳細】
19世紀、フランス占領下のドイツで、兄ウィル(マット・デイモン)と弟ジェイコブ(ヒース・レジャー)のグリム兄弟は、魔物や悪霊退治をすることで賞金を稼いでいた。が実はペテンである事がばれ逮捕される。処刑寸前、将軍はマルバデンの森で10人の少女たちが失踪したまま戻らないという奇怪な事件の調査のため、監視役のカヴァルディと兄弟をその村に行かせる事にした・・・。
グリム童話の誕生秘話を、斬新な発想のもとに映像化した大人のファンタジー作品。

製作年度 2005年
製作国・地域 アメリカ/チェコ
上映時間 117分
監督 テリー・ギリアム
製作総指揮 ジョン・D・スコフィールド 、クリス・マクガーク 、ボブ・ワインスタイン 、ハーヴェイ・ワインスタイン 、ジョナサン・ゴードン
脚本 アーレン・クルーガー
音楽 ダリオ・マリアネッリ
出演 マット・デイモン 、ヒース・レジャー 、モニカ・ベルッチ 、ジョナサン・プライス 、レナ・ヘディ


【ネタバレ感想】
◆MGMのオープニングタイトルを久々に見た。買収されたと聞いたが、この名ブランドは、おいそれと変更は出来ないのだろうな。
◆冒頭の子供の時のエピソードは無くてもよかったのでは?その後、妹を見殺しにした苦悩は語られないし、魔法の豆の話もそれほど進行を左右するものではない。
◆幼少時に騙された事を手本にして、自分らも他人を騙すという行為の説明ならばあまり感心しない。それを教訓に自分らは正直に生きていこう、とすれば大いに納得できるのだが。そのためか、このグリム兄弟にはなかなか感情移入できない。
◆さらに兄弟達は、自分の身を守る事が最優先で、いざ行動を起こすのもアンジェリカの気を惹くためと、あまりにヒーロー像とかけ離れている。
◆兄ウィルを演じるマット・デイモンが主役らしいが、実際には弟のジェイコブ(ジェイク)のヒース・レジャーの方が活躍する。また、顔をみるとヒースの方がずっと年上に見えるのが気になった。
◆フランス軍に占領されたドイツ人の苦悩などが垣間見えるのだが、もう少し本筋に絡むと面白かったかも。例えば、女王が蘇ろうとしている理由に、村人がフランス軍に虐げられているのを見かねて・・・みたいなつながりがあれば。まあ、それでは魔女のイメージがいい人になってしまうか・・・。
◆途中に挿入されるエピソードが冗長。グレーテルが彷徨うシーン、少女が馬に食われるシーン、アンジェリカの父の思い出など。しかし、どろ人形?のシーンは面白かった。テレビCMで一瞬映り、何だ?アレ?と思っていたので正体が判明してスッキリした。これキモいです。
◆大量の虫がわらわらとうごめいて、これも気色悪いです。
◆狼が重要な役で登場するが、この設定も必要あったのかどうだか。アンジェの父に対する尊敬の念が語られたのに、何だよ、色香に惑わされてんじゃん!と裏切られた気持ち。また狼のCGがぎこちなく、まるで10年前のCGを見ているよう。
◆ずっと兄弟につきっきりのカヴァルディ役ピーター・ストーメア。彼が面白い。最初は拷問好きのいやな奴だが、ズラネタで引っ張り、最後はとてもいい人になってしまう。
◆フランス軍による焼き討ちもインパクトはあったが意味はないですね。それっきり軍は撤退?もっと早く絡んでくれば違った展開も期待できたのですが。
◆細かい伏線が張リめぐらしてある話って好きなのだが、どうでもいい伏線が多い。もう少し主軸がしっかりしていると伏線も活きて来るのだが。
◆最後アンジェが12人目となったのだが少女じゃなくてもいいのか?それとも必要なのは処女の血ってこと?アンジェが処女かどうかは知らないけど・・・
◆アンジェリカがジェイクよりウィルの方に惹かれるのだが、その決定的な理由が分からない。兄ってあまり役に立ってないんだよね。
◆なぜマットがこの役を受けたのか?と思ったら、彼がギリアム作品に志願したらしい。マットに対して思い入れはないので別にいいんだけどね。
◆ラストは結局あんな三角関係?というかお友達状態?そんなトコはお子様向きです。
◆そしてブラザーズグリムは村に留まり、今まで各地で集めた民話を纏めて出版する事となるのが、有名なグリム童話集だとさ。という事らしいです。
◆全体に画面が暗くて、せっかく美しい映像なのに見にくい所があり残念。
| 洋画−ハ行 | 00:31 | comments(3) | trackbacks(3) | ↑TOP
スポンサーサイト
| - | 00:31 | - | - | ↑TOP
 
TB返し&コメントありがとうございました。
私も、「よくマット・デイモンが出演したなぁ」と
不思議に思ったりしましたよ。
この監督がすきなのかなぁ。コメディぽい味は出てましたが。
| まじ | 2005/11/30 11:58 PM |
>まじ様

TBあんどコメントありがとうございます。

マット・ディモンといえば、ジェイソンボーンのイメージが強いので「アクションを期待したのに・・・」という意見もありそうですね。
| ぽたます@管理人 | 2005/12/03 1:07 AM |
突然で申しわけありません。現在2005年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。トラックバックさせていただきましたので、投票に御参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://forum.nifty.com/fjmovie/nma/です。
| 日本インターネット映画大賞 | 2005/12/31 11:05 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://genjitu-touhi.jugem.jp/trackback/33
トラックバック
ブラザーズ・グリム
世界で最も愛され、永遠に語り継がれるグリム童話の誕生秘話! 圧倒的イマジネーションで描かれたグリム兄弟が体験する“誰も見たことがない”驚愕のファンタジー・ワールド! 「赤ずきん」、「白雪姫」、「シンデレラ」、「眠れる森の美女」など、今も世界中で愛され
| One Sweet Harmony | 2005/11/27 12:36 AM |
ジャンル別の映画情報館!
暗やみのシートで現実逃避様、ブラザーズ・グリムのトラックバックありがとうございました。フィルムナビでは、さまざまな映画のクチコミ情報を集めています。映画の感想などをブログに書かれた時には、ぜひまたトラックバックして下さい。お待ちしております!
| フィルムナビ〔film-navi〕 | 2005/11/30 8:41 AM |
日本インターネット映画大賞
 映画ファンの皆様、毎年恒例の日本インターネット映画大賞(旧称:ニフティ映画大賞
| 日本インターネット映画大賞 in ブログ | 2005/12/29 10:34 PM |
CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>
CDショップでは手に入らない<BR>通販オリジナルBOXを中心に販売中。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
PROFILE
120×60    バナー          サンタ・リタ・カベルネ・ソービニヨン・リゼルバ              パイパー・エドシック・ブリュット          ブエナ・ビスタ・ジンファンデル 酒蔵(さけぐら).com02 クロネコヤマトのブックサービス バナー100_60          今週の新着情報!          ムシキング サカつく120_40
サーチする:
Amazon.co.jp のロゴ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
無料カウンター ご縁カウンタFree!