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北の零年
北の零年 通常版
幕末の動乱の中、命を受け北海道への移住した稲田家一族は、慣れない北の大地での生活に悪戦苦闘の日々を送っていた。家臣の小松(渡辺謙)は妻(吉永小百合)らを残し、寒冷地でも育つ稲を求め、札幌に旅立つことを決意する。

正直、消化不良な作品でした。しかし、作品の長さが約2時間50分なのに不思議と長いとは思わなかった。終わってからあれ?こんなに長かったんだと気付いたぐらい。・・・という事は引き込まれたと言う事か?でもやはり何かしこりが残る。

歴史モノながら小難しい内容にしてないのは良い。史実を追うと縛られてしまうからこれでよかったと思う。しかし時代考証が少し曖昧でした。
大島ミチルの音楽は大変素晴らしく場面の盛り上げに貢献した。というか何だコリャと思うシーンでも音楽でごまかされたというか(笑)

肝心なお話はというとそれなりに見せ場があり、人物設定も主要人物を絞ってあるので大変分かり易い。信じる人、裏切る人、だます人、だまされる人は明確で、ご年配にも分かる様にしてある。

前半は楽しかった。香川照之の憎らしいほどのえげつなさが秀逸で、彼によって村の食料が操作され、見事に騙される村人達が可笑しかった。
難破船の死亡者を読み上げた後、小松原が殿から一言あると書いてない文を読み皆を元気つけたシーン。
佳代さんが飢えに耐えかね身を売るシーン。佳代に裏切られ堕ちていく柳葉敏郎。個々のエピソードはそれなりにフムフムと感じ入った。


しかし、時が五年後に移ってからが???の連続。村の様子が変わり、近くに町ができ、農業学校も出来ているのだが舞台設定が把握できない。志乃さん母子は村を追われたのにまた戻ってきているの?しかも殿の館に住んでいる?何故、馬を育て始めたのか。もう少し丁寧に描写して欲しかった。



皆が引っかかるのが渡辺謙の裏切りでしょう。
命の恩人にお礼のつもりで仕事を手伝うのはいいが、二重結婚はありえない。
村(藩)への恩義、妻への愛はすっかり忘れたような態度。5年も待たせて裏切り者として帰ってくるに至った行動理由が薄い。狙ったようなどんでん返しだが、全ては吉永小百合を盛り上げるため歪められたような気がしました。苦しくても裏切られても夢さえ持っていれば・・・。強く優しく、控えめで真摯な態度を浮き立たせるため話が進んでいった。主人公は志乃さんではなく、吉永小百合そのものであり、観客も小百合自身がそう言い、行動してる様な錯覚を起こす。勝手な想像ですが、映画のような大勢が関係する物作りには色んな人の思惑は入り乱れます。はたして行定監督は伝えたい事を充分伝えたのでしょうか?それとも様々な重圧があったのか?

トヨエツのラスト近く、刀を振りかざして向かっていくシーン。あのまま忠義の為に誇りを持って死んでいけば話が締まったのだが、小百合が身を呈して絶好の見せ場をかっさらっていったのでした。

つじつまは合わないがつまらない訳ではなかった。

現実逃避度  ★★★☆☆
長いのに説明不足度  ★★★★★
小百合万歳度  ★★★★★
≪総合評価≫★★★★★★☆☆☆☆(10点中6点)


↓以下【作品詳細】【ネタバレ】
【作品詳細】
明治維新初期。新政府の命により北海道へ移住した淡路の稲田家は、新しい国を築くことを夢見て開墾に励むが、その夢は、廃藩置県により打ち砕かれた。定住を決意した家臣の小松原は、北の地で育つ稲を求め札幌へ旅立つが、半年を過ぎても戻ってこない。妻の志乃は、娘を連れて夫を捜しに出るが、吹雪の中で行き倒れてしまう。5年が過ぎ、志乃は牧場を経営していた。そこへ、待ち続けた夫がある使命を持って帰ってくる。

製作年度 2004年
製作国・地域 日本
上映時間 168分
監督 行定勲
製作総指揮 岡田裕介 、坂本眞一
原作 −
脚本 那須真知子
音楽 大島ミチル
出演もしくは声の出演 吉永小百合 、渡辺謙 、豊川悦司 、柳葉敏郎 、石田ゆり子


【ネタバレぼやき】
・映画出演111本目となる吉永小百合。60歳になるそうだが確かに若く見える。しかしアップはいかん。野良作業でぼろぼろになるのは手のひらのみ。顔はきっちり化粧したまま。着物はいつも下ろしたてのよう。表面的な綺麗さを追いすぎて、リアリティがない。清楚なイメージを保とうとする事が映画のイメージを落とす事になります。そろそろ年相応の役をやらせてはもらえないのでしょうか?

・北海道の極寒の厳しさは分からんが、実際こんな物じゃないと思う。何故住まいの壁が隙間だらけの馬小屋のようなのか?玄関も開けっ放しで喋っている。隙間から漏れる明かりは美しいがあそこで寝てれば凍死しますよ。リアリティがない。

・物が無い時なのに、ましてや大切な着物をビリビリに破くなんて。確かに美しいシーンでしたが、よく上の方の枝まで結び付けたもんだ。さぞ時間かかったのでは?

・タエちゃんの子役はかわいかった。萌え(笑)

・雪山で遭難しかけ外人に救われた志乃母子、かなり遠くまで来ていた(連れられていった)と思ったら、あの農業学校は意外に近そう。そんなトコで遭難するな。

・雪山のシーンは志乃さんの顔中、霜やツララだらけにして欲しかった。

・馬など触った事のなさそうな志乃さんが噂になるぐらいの名馬を育てられるのか?5年の修行の成果?

・イナゴを追い払うために油をかぶる平田満。錯乱したとすれば分らんでもないが、あれだけの火を浴びて焼けど程度ですむのか?明らかに顔まで油をかぶってたのに病室では顔が無傷だった。

・小松原が札幌へ行ってからの行動、生活を描く事は出来なかったか?帰って来れなかった理由。手紙一枚出せなかった理由。見初められ二重結婚に至ったくだり。その間の彼の心情が知りたい。鈴には意味がなかったのか?

・総製作費12億と聞いたがあんなセットしか作れなかったのか?

・前半の殿の館は、後半志乃さんが住んでいた家か?同じような場所に立っていたが・・・。村を追われたのにここに住んでいいのか。村人はどこに住んでいるのか?

・町も圧倒的に建物が少ない。

・開拓と言う事で鍬で地面を掘り返していましたが、どう見ても畑を耕しているようには見えません。なぜてんでバラバラの場所を掘るのか。一列に並んでやるほうが効率的。

・渡辺謙が馬を徴収に来るシーン。町の人が侍姿の着替えて阻止しにくるのはなぜ?馬の代わりに自分達が徴兵されるよ。

・ラスト、吉永小百合は銃で撃たれたにもかかわらず、手ぬぐいで止血しただけで鍬を振りかざし耕し始める。痛くないのか?あまりにも現実味がない

・村人がその他大勢ぶりを発揮したのがこの後。一人が何かをやったり言ったりすると全員が賛同する。個人同士思想の違いはないのか?志乃さんのあとに続けとばかりに皆で鍬を持って地面を耕し始める。彼女がいつの間にか村のリーダー的存在?不思議不思議。

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