ランド・オブ・オズ1
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バベル

渇いた切なく激しい作品でした。
出演した役者陣が全てレベルが高いが、やはりブラピより、ケイトより、役所より、菊池凛子の存在感がすごかった。
ただ、その圧倒的な存在性が、物語の必然性へとつながっていない気がしました。

事件はモロッコで起き、そこに関連する人物はアメリカからメキシコへ。そこでまた巻込まれる騒動。これは直接の関連性があるからいいとします。
だが、東京パートでの出来事は、一つのあるモノが共通するのみでありそこに事件の関連性はない。
作品中で最も印象深い人物「チエコ」が本筋とは外れたところにいる。ここが残念でした。

しかし・・・ちょっと考えてみました。
この「バベル」というタイトルに込められた意味って何でしょう?
旧約聖書にて描かれたエピソードには、かつて一つだった人類は、神の領域に近づこうとしてバベルの塔を建設した。しかしそれが神の怒りに触れ、人類は世界各地に放り投げられ人種、言葉、文化という隔たりを持つこととなってしまった・・・
実際には読んでないんだけどこのような話だそうです。

人と人には多かれ少なかれ隔たりがある。だが遠く離れた地でも少なからず人と人はつながっている。もしかすると監督はわざと東京は関連性を薄くし、それでもこの地球上で起こる全ての出来事には、人はどこかで必ず関わっているんだよと言いたかったのかもしれません。

でも、
でもな〜、それにしても
チエコの心の痛みがなかなか伝わってこないのです。聾唖者のコミュニケーション不全の憤りは理解できるとしても、あの遊び方だけ切り取って見せるとアレが日常なのか?と思ってしまいます。彼女の現在の日常だけ描いていては彼女が以前よりどう変わってしまったのかが分かりません。キレやすく、常に男性を求めるその姿になかなか共感しがたいものがあります。その行動には寂しさをもとめる心が影響しているのは分かるんだけど。
東京パートをもう少し丁寧に描けたらよかったのに。

彼女よりも、モロッコの子供たち、メキシコの家政婦の痛み、寂しさの方がよく分かりますね。彼らは演技も上手でした。
特に家政婦のおばちゃん。この人にこそ感情移入しまくり。彼女は何にも悪い事をしていないのに、周りの状況によって運命が左右される典型的な巻き込まれ型。アメリカ人のメキシカンに対する偏見、差別も根底にはありそうです。



結論。
期待が大きすぎて、カンヌやアカデミー賞で騒がれたほど、実は自分の胸には響いてきませんでした。
煽りCMに乗せられて少々違う内容を期待してしまった感があります。時間軸がずれている話を同時進行させているのも分かりにくさを増幅させている気がします。
が、なにか吹っ切れないモヤモヤが心から離れないのも事実。


アメリカ人夫婦はモロッコという異国へ旅立った。そして置き去りにされた。
子供たちは、メキシコという異国へ連れられた。そして置き去りにされた。
そして、チエコは・・・現実とは思えない信じがたい光景を目の当たりにした。その心は置き去りにされた。

自分のテリトリーから外れた異世界で、自分の存在を問う。
自分は誰が必要なのか、誰に必要とされるのか。
自分は何を望み、何を望まれているのか。
たまにはそんな小難しいことを考えるのもいいかもしれません。


(注意)
あと、東京のクラブのところ。問題のピカチュー(点滅)場面では、私もちょっと目まいがしそうになり目をそむけていました。。。
泡ふいて倒れないように気をつけてください。

現実逃避度 ★★★★☆
切なさ   ★★★★☆
露出狂度  ★★★★★
≪総合評価≫ ★★★★★★★☆☆☆(10点中7点)
| 洋画−ハ行 | 03:19 | comments(9) | trackbacks(145) | ↑TOP
ごぶさた
ごぶです。
半年ぶりの書き込みです。

全国行脚して俳句をしたためていました。
うそです。

全国行脚して地図を作成していました。
これもうそです。

インドの山奥で修行をして、ダイバ・ダッタの魂を宿しました。
もっぱらうそです。

暖かくなってきましたが
またコールドスリープに入るかもしれません。
でも、虫のようなやつなので
むずむずと動きだすかもしれません。

ホントなんでしょうか、ウソなんでしょうか?

ハッキリしない人は嫌われます。

ほんとです。
| わたくし事日記 | 02:03 | comments(0) | trackbacks(1) | ↑TOP
何様のつもりか
はあ。最近忙しくてやっとこさブログ更新しましたよ。
忙しいとストレスたまんのよ。やる事いっぱいあるのに進まないし仕事頼んだやつは怠けてばっかりだし、あげくに心の病気だとか言い出すし結局計画白紙だし、
あああもうイライラすんのよ!!!!
なので、些細なイライラをブログにぶつけて解消しようかなと。

さっき、ふとYahooニュースを見ていたら、
ドラマ『トップキャスター』のDVDボックスが一話削除されて発売とな。原因は細木数子からのクレーム。
天海祐希が好きだからこのドラマは見ていたのだが、確かよく当たると言われている占い師が実はインチキやってた、みたいな話だったと思うけど、まあ確かに細木と見ればそう見えなくもない。
しかし・・・世の中に占い師は数多くいるのにアレを自分の事だと思い込み、さらにクレームつけて削除させるなんてなんちゅう心のせまいババアだこと。
あいつ一人のために大勢が苦労して作った作品がお蔵入りか。何だ?それ。
ふざけるな、ありえねー。
そうやって抗議するのはホントにイカサマやってるからじゃないのか。
フジテレビもホリエモンとは戦ってもあのババアには屈するわけ?地獄に落ちるわよとか言われたのか?
自分に反抗するものを全部地獄に落とすあんたこそ地獄に落ちるわよ!!!!!!!!!
こんなファシズムを許すな!!!
・・・・・ふう、少しはスッキリした。少しだけね。
もういつ地獄に落ちてもいいや。
地獄のような現実をみてるから。
| わたくし事日記 | 12:58 | comments(0) | trackbacks(14) | ↑TOP
ブレイブ・ストーリー

この映画の最大の見所は雲だと私は思いました。
雲を何時間ながめても飽きない私には、このアニメの雲の描き方が最高に気に入りました。
青空、夕暮れ、黒雲。さまざまに表情を変える空の雲。CGで名を馳せたGONZO製作だけあってこの空、そして雲、これが観られて満足。

・・・なんて、雲を描いた作品じゃないので内容のほうもふれてみると。
う〜ん。。。若いスタッフが作った若い作品なのかな?
とても駆け足で進んで行き感情移入もままならない内に、ドンドン進行してしまいます。
これはダイジェスト版ですか?と尋ねたいぐらい。
原作は未読です。けっこう長編のようです。だが出来るだけ詰め込もうとしたようなストーリーは盛り上がりもない。え?いつになったら面白くなるの?とイライラしながら観ていたのが正直なところ。

まず引っかかるのが、壊れた家族模様がアニメとしては不具合があるのではないかというところ。そして病院に運ばれた母をほっといてビジョンへ行ってしまうとこ。自分の愛すべきお母さんが意識不明ならそばに付いているでしょ普通。
いくら運命を変えられるからって、それを信じ込む年齢じゃないとこにも違和感。
ビジョンの世界観に馴染めないまま進行するのも問題。ラストで全景を見せるならもっと早く見せろと。今どこで、どの方角へ行くと何があるのか。そういうのを説明する場面があれば、観ている側は置き去りにされず旅に同行できたのに。

俳優を起用したキャスト陣はあまり違和感はありませんでした。松たか子は好きな女優なのでひいき目かもしれないが、割と少年っぽさが出てたと思います。叫ぶ場面はさすがに女性の声丸出しでしたが。大泉も経験者の余裕かうまく感じました。
ウエンツ瑛士が、ゲドの岡田、ハウルの木村と同じく抑揚の無いしゃべり方でして、下手なアイドルを起用した時の役どころが決まってしまった感じですね。とにかく感情を殺した役をやらせればそれなりに見える。感情を表現できないのだから。
ベテラン声優陣がただの添え物になっている昨今のアニメ映画は何とかならんものかな。脇役に回った声優のほうが格段に上手なんだもん。

ほか色々あります。忙しいのでツッコミはしませんが、そのうちレンタルかTV放送でも観ればまた文句を書き込もうかな。


現実逃避度     ★★★☆☆
ファンタジーRPG度 ★★★★☆
話の親切度     ☆☆☆☆☆
≪総合評価≫★★★★☆☆☆☆☆☆(10点中4点)

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| 邦画−は行 | 17:22 | comments(1) | trackbacks(5) | ↑TOP
ミュンヘン −DVD観賞−
ミュンヘン スペシャル・エディション

【DVD観賞】
原題の「MUNICH」(ミュニック)とは、ドイツ語「Munchen」(ミュンヘン)の英語読みらしいです。(ドイツ語ではuのうえに点々があります)
約3時間の長編という事で映画館では敬遠してしまったのですが、先日レンタルしてきました。
・・・感想は「見て良かった!」です。観る価値のある作品です。3時間ひき付けられました。
リアルな映像。目を背けたくなる情景。切なくなる心。国家を思い活動するも国家に裏切られる・・・ちっぽけな個人。

1972年、ミュンヘンオリンピックで実際に起こったテロ事件。パレスチナのテロ組織によって、イスラエルのオリンピック選手11人が惨殺される事件が発生。
イスラエル政府は直ちに秘密裏に5人の男を雇い、同じ11人のパレスチナ幹部を暗殺を依頼する。

アラブ(イスラエル・パレスチナ問題)を勉強していないと分かりにくいところもありますが、それを置いても観てほしい、考えて欲しい作品。

世の中勧善懲悪では図れない。
ある事件、ある諍い、ある戦争。その相手は憎むべき存在で殺したって構わない。そう思っていたのに、実際はその相手は町の人々に慕われ、愛すべき家族があり、見知らぬ隣人にも気軽に話しかける、そんな人間味あふれる人物。主人公らはそういう人間を相手に暗殺を続ける。
国家への忠誠心から冷徹に仕事をこなしていくアヴナーら主人公。しかし、暗殺者を追っていくものがある時点から追われる立場に逆転する。その恐怖。
長く離れ、成長したわが子の声を電話で聞いたとたん、堰を切ったように涙が溢れてくる場面。あれはどれだけ苦悩しているのかがよく分かる心に残る場面だった。

スピルバーグの映画ではよく人の死(殺戮場面)がリアルに描かれる。残酷だ、悪趣味だと批判する人も多いらしい(実際、趣味悪いしw)しかし、人が死ぬ時ってどんな風なのかを直視させる手法は観ている側を不快にさせ、人殺しは良くない事なのだと再確認する。
テロを起こし報復をし、またテロで反撃し・・・そうやって連鎖していく悪循環がいつまで続いていくのだろうか?
観終わったあと、どよーんと沈んだ気持ちになってしまった。それこそが監督の作戦だったのかなと思うが。
『ユナイテッド93』でもそうだったが、観終わった後にその作品、背景について考えさせられる映画を好むようになってきたのは歳のせいかな?(ガクッ)


現実逃避度  ★★★☆☆
せつなさ   ★★★★★
反戦度    ★★★★★
≪総合評価≫ ★★★★★★★★★☆(10点中9点)
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| 洋画−マ行 | 14:16 | comments(2) | trackbacks(3) | ↑TOP
ユナイテッド93

衝撃的だったアメリカ同時多発テロから5年が経った。
あの時テロリストにハイジャックされた4機の内、おそらくテロリストの目標には届かず不時着した『ユナイテッド航空93型機』に何が起こったのか?
これはドキュメントタッチで描くあの時の再現フィルムだ。

ユナイテッド93の乗客、乗員は全員死亡。
しかしパイロットと管制官とのやり取り、軍の動向、乗客が機内から家族に掛けた電話などからこの証言が浮かび上がってきたのであろう。
それを丁寧に紡いで作品に仕上げた監督には敬意を表する。
そしてこの作品に登場する人物のほとんどが、役者ではなく実際に当時、現場に立ち会っていた当人というから驚く。彼らは、あの時何が起こったのかを伝えねばという義務感でこの作品に出演したのだろうか。
情報が入り乱れた管制局の慌ただしさ、混乱に陥る機内、航空局と空軍のいさかい、徐々に明らかになってくる事件の全貌。
只ならぬ緊張感が作品全体に流れ、本当にその場にいるような錯覚を起こす。

もしこれが真実ならば、本当に悲しい出来事だ。こうして伝える人たちがいるからこそ、我々は語り継いでいかねばならない。


だが、マイケル・ムーアの『華氏911』などを見るとアメリカはただの被害者じゃないなと感じるのだが、事実は闇の中だ。どれが正しいのかは不明。
この作品で事実関係を確かめた先はアメリカ人ばかりだろうから、多少、被害者意識が出ているかもしれない。
実際、日本でこのユナイテッド93の墜落現場映像って、ほとんど流れていない気がする。だから本当はどこに落ちたのか?本当に落ちたのか?落ちた理由は何なのか?真実はどこにあるのか疑問に思うところもある。

確かに罪の無い民間人を巻き込んだあのテロ事件は許されるべきものではないが、アメリカ軍もアフガンやイラクを攻撃した際、多くの民間人を犠牲にした。
現代は、よりメディアが発達している方が有利だ。全世界にその映像を流し、世界の同情を買う事が出来るからだ。情報操作もありうる。

と考えると、この作品は果して事実のみを伝えるドキュメンタリーに徹しただろうか?
クライマックスの乗客の行動。それまでドキュメンタリーで進めてきたのに、
ここからいきなりドラマチックな展開になってくるのは、こうあってほしいというアメリカの理想を描いたようにみえて仕方ない。

好感が持てるのは、テロリストの若者達もキチンと一人の人間として描いている事だ。
何が正義で何が悪なのか。若者達はそれが正しいと思い実行した。彼らにとってはそれは自国を守る正義だったのだ。
そして、乗客たちは助かりたいがためにテロリスト達を殺した。それは決して正義のヒーローではなく、若者達と同じく身を守るための手段だったのだ。
テロリストの若者とそれに反抗する乗客。これをどちらに肩入れするでもなく(むしろそれを避けるが如く)描かれている。

この秋、もう一本9・11に関する作品が公開される。こちらは予告を見る限り大変ドラマチックは展開になりそうだ。観る前から言うのもなんだがアメリカ万歳になりそうな気がするな。『ユナイテッド93』のドキュメントタッチの方が事件を客観的に見るのに適している。

この作品では命の大切さなど一言も謳ってはいない。
しかし、命の重さがひしひしと伝わってくる傑作だった。


現実逃避度  ★★☆☆☆
せつなさ   ★★★★★
カメラぶれ度 ★★★★★
≪総合評価≫ ★★★★★★★★★☆(10点中9点)


↓以下【作品詳細】&【ぼやき】

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| 洋画−ヤ行 | 11:52 | comments(2) | trackbacks(1) | ↑TOP
ゲド戦記

カエルの子はカエルにあらず。
まだまだ未熟なおたまじゃくしの宮崎吾郎氏を大将に祭り上げたのは、はっきり言って失敗でした。
正直、期待はしていなかったので、ヤッパリという気持ち。
これまで一度も映画なりTVアニメなりを作ったことのない人を、監督に据えようという無謀極まりない愚行に出たジブリはそれほどまでに人材不足なのでしょうか。

以下、勝手な見解ですが・・・。
「もののけ姫」の時にTVに出まくっていた駿監督が、番組内で若い者達はイラスト(静止画)は上手いがそんなものは役に立たない。観察力がないので人や物の動きを書くのが下手過ぎる。と嘆いていました。
そういうものは経験をたくさん積み重ねて身に付けるもので、毎週放送されるTVアニメを担当しているスタジオはイヤでも身に付くでしょう(もちろん分担しているので負担具合は分からないが)、2,3年に一回の公開映画しか担当しないジブリの若いスタッフ達は、いくら作画密度が濃いといっても、なかなか経験が深まらないのでは?と勝手に考えてしまいます。
駿監督の悪い癖で、何でも自分でやってしまうので、後継者が育たなかったという背景もありそうです。

前作「ハウル〜」では当初、ポケモンやワンピースを演出した細田守監督に東映から出向してもらい、外部の血をいれた作品作りにも挑戦しましたが、結局のところジブリの内部の和を大切にする(ハッキリ言えば閉鎖的)環境に嫌気がさした細田監督が、途中降板を申し出て、仕方なく駿監督が急遽登板という事になったそうです。
(あくまで、本や他サイトで読んだただの噂かもしれない)
外部の血では歯車がかみ合わない。内部には人材がいない(耳をすませばの監督は急死でしたしね)ではどうしよう?という事で、息子を担ぎ上げたという訳ですかね。

何だか人材不足は自業自得という気がしてきました。でも、吾郎さんは当初スタッフとして『ゲド』に関わっていたそうです。何のポストだったのでしょう?そして、その時は一体誰が監督だったのでしょうか?フシギです。

息子の吾郎さんが監督に納まるのを、父 宮崎駿は反対していたと言うが、ホントに反対ならスタジオに足を踏み入れる事さえも許さないでしょう。
鈴木プロデューサーの口車に乗せられ、『もしかしたら・・・』という淡い期待を息子に抱いていたか(何といったって自分の子供ですもんね)、はたまた言い争いに疲れて『もう勝手にしろ!』と放棄したか、そんなところでしょうか。

確かに、人々のジブリ作品に対する期待は予想以上に大きく、そのプレッシャーに打ち勝つ事は大変な神経を使うと思われます。現に私自身も淡い期待をしてしまいました。
しかしそんな事には関係なく、映画を製作する場合、重要なポストは慎重に選択する必要があります。
以前『バトルロワイアル2』を深作監督の息子が作ったとかありましたが、映画製作に世襲制は必要なしと声を大にして言いましょう。

さて、すっかり前置きが長くなりすぎましたが、ようやく作品の感想です。。。
恐る恐る作った、という感じの無難な作りです。これが吾郎の作品なんだ!という主張はありませんでした。そこかしこに今までのオヤジの作品が見え隠れしています。パッと見、ハイジやカリ城やナウシカ、ラピュタ、コナンあたりを連想させます。
そして何より残念な事に、どうやら最近のオヤジ作品の悪いところを受け継いでしまったようです。

まず世界観が分からぬままこの世界にポンと置き去りにされた感じです。登場人物の過去には殆ど触れることがなく、登場人物の行動理由も分からない。え?なんでそうなったの?と思う場面の連続。感情移入するのは難しいかもしれません。
また演出なのか、下手な台詞回しを機械的に操作したのか分かりませんが、セリフが非常に聞き取りづらいシーンが多々あります。
原作は未読ですので何ともいえないのですが、何故か文庫本で出ている『シュナの旅』もベースにある模様。この本、もう20数年も前に読んだっきりなので憶えていないのですが、もしかして『ゲド戦記』に影響を受けて描いた作品だったのでしょうか?

とりあえずテーマは口で語るより行動で示す、またはストーリーからにじみ出るようにしましょう。直に言ってしまってはシラケてしまいます。
掲げた問題は解決しましょう。人々や、世界が狂ってきている原因が何だったのか?途中から忘れ去られてしまったようです。クモが原因だったのですか??もしくはあの子?ゲドさんは謎を解きに旅をしていたのに結局、謎は解けたの?というか狂った世界は元に戻ったの?

竜が人の世界に足を踏み入れるのが災いなのですか?だからアレンも狂って父殺しをしたのですか?
この作品が狂ってきたのも、鈴木プロデューサーの頭が狂っているのもそれが原因なのですか?
分からない事だらけのこの作品を観て分かる事が一つあります。何にせよ、全ての元凶である鈴木プロデューサーをどうにかしなければ、ジブリ崩落の日は近い将来起きるのです(断言)

音楽は壮大な感じでとても良い印象でしたが、観終わると頭に残っているメロディがありません。やはり久石譲の曲がほしかったですね。
ただ聞かない日はないほど巷に流れている「テルーの唄」は劇中聞いても非常に良かったです。

心の闇だとか、命の意味だとか、まっとうな生き方だとか、よほどの力量がないと表現は難しいと思います。
それより、ひと昔前の『冒険活劇まんがえいが』が見たいです。テーマなんぞ掲げなくてもいいのです。

現実逃避度   ★★★★☆
ファンタジー度 ★★★★☆
子供向き度   ★☆☆☆☆
≪総合評価≫ ★★★★☆☆☆☆☆☆(10点中4点)

↓以下【作品詳細】&【ネタバレ感想】
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| 邦画−か行 | 11:57 | comments(2) | trackbacks(4) | ↑TOP
M:i:III −ミッション・インポッシブル3−


イーサン・ハントは、スパイの第一線から退き教官となっていた。婚約者のジュリアと幸せな日々を送っていたが、教え子リンジーを救出するため現場に復帰。それを機に再び危険な作戦に身を投じる事となる・・・。


大人気スパイアクションの第三弾。スパイものとしては面白かったが地味だった一作目、頭からっぽでただただアクションだった二作目。この第三作は反省?を踏まえ、前2作を足して2で割った感じです。予想したより面白く感じました。1,2との関連性はほとんど無いのでこれだけ観ても違和感は無いと思います。

冒頭、いきなりイーサンと彼女が捕らわれているので
「ん?これは何事?」って感じで始まって(後々どこの場面かと分かるのですが)
この導入は賛否あるでしょうが、私は好きです。

今回はあのイーサンが結婚するという設定。いいのか?スパイのくせに所帯なんか持っちゃって・・・と思ったら、引退してスパイ養成の教官になってたようで、
ま〜それならば無問題かと思いきや、あっさり現場復帰?
しかもその指令が、捕まった女性スパイの救出というから、
『何があろうと当局は一切関知しない』
はずじゃなかったのか?と失笑でした・・・。

最初のドイツ、バチカンでのチームプレイは面白かった。007などは単独行動でもいいが、M:気呂笋呂螢繊璽爐任垢茵O携がなければつまらない。
チームの紅一点、アジア系のゼーンのドレス姿もキレイでした。

何よりトム・クルーズのアクションは見どころです。もう40は越えているのに若い。特に上海では大げさなアクションを繰り広げ、スパイのくせに目立ちまくりです。
ただ残念なのは、肝心の潜入して 『ラビット・フット』 を奪う場面が丸ごとカットしてある事。
なに〜、ドイツの救出も、バチカンの潜入も描きながら、
ここカットかい〜!!
見せどころだろうが〜!!と、心の中でツッコミまくり。

もひとつ上海で残念なのは、雑なカメラワーク!どうなってんのか目が回る!!ベルリンや橋上でのアクションは非常に計算された撮影だったのに、いきなりブレるし、アップ多用だし。

監督は新鋭J.J.エイブラムズ。TVシリーズの「エイリアス」「LOST」を手がけた方だそうですが、残念ながら両作とも拝見していません。が、エミー賞を受賞したり結構話題だそうで。。。

悪役のデイヴィアンは、役者の技量のおかげできちっと悪役らしく見えるが、作品を観た限りでは、一体どんな悪事を働いている人なのかサッパリ分からない。
彼をもう少し掘り下げ、もっと強く憎らしい存在になるように描けていれば、最後まで緊迫感が保てたのに・・・。あの最期はもう少し考えて欲しかった・・・。


スパイとは非情なもの。非情であるべきもの。
愛する者、守る者が出来た時、それが必ず弱点となります。
本作でも愛する彼女がネックでありキーパーソンであり、彼女が捕まって事態は急展開って感じです。

素直にプライベートを晒したイーサン同様、この映画もだましだまされの要素はなく、素直に頭空っぽで観られました。

現実逃避度  ★★★★★
アクション度 ★★★★★
偽名使えよ度 ★★★★★
≪総合評価≫ ★★★★★★★★☆☆(10点中8点)

↓以下【作品詳細】&【ネタばれ感想】
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| 洋画−マ行 | 01:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
バルトの楽園

年末が近づくと何故だかそこかしこで、ベートーベンの第九が演奏されます。日本人が好きなクラシックの一つに必ず上がるだろうこの楽曲が、いかに日本に伝えられたか。第一次大戦後のドイツ人捕虜によって行われた日本初の第九公演を、事実に基づいて描いた作品。

あまり前情報を仕入れないで観たのと、最初の解説をボケッとして聞いていなかったせいで、時代設定が第一次大戦だとは知らずに、
「何で日本とドイツが戦ってんだ?」「何でドイツが中国まで侵攻してるんだ?」と悩んでしまいました・・・。

国内に何ヶ所か捕虜収容所があり、ほとんどが捕虜に対して粗末な扱いをしていたが、本作の舞台の坂東収容所においては、所長の松江の判断で、捕虜達はかなり自由な生活を送っていたのだそうです。

冒頭の戦闘シーンこそ動きはありますが、どちらかというと地味な作品。
話は、実にゆったりとした速度で進んでいきます。
したがって、コレといった事件が起きないまま淡々とエピソードが紡がれていくので途中でうとうとしてしまい、残念ながら一瞬堕ちてしまいました。

個々のエピソードはそれぞれ面白いものがありました。が、どれも短くブツギリ感があります。もう少しつながりを上手くして、ある程度エピソードを削ってスリム化し、代わりに主要人物の心情描写を深めていけばもっと優れた作品になっただろうに。(かなりの修正?笑)

配役は結構なベテラン勢を取り揃えてきました。
さすがのマツケンは、悠然とした存在感で人情味あふれる役を演じていました。坂東英二や泉谷しげるなど、その他の将校の考え方が当時は(今でも?)当たり前だったと思いますが、その批判のなかで信念を曲げず、捕虜も同じ人間として扱った行動は素晴らしい人道者だと感じます。
ブルーノ・ガンツと聞いて、ハテ誰だっけ?と考えましたが、ヒトラーの人ですか。ベルリン天使の詩?ああ、思い出した、アレは良かった。。。
しかし彼を引っ張り出したのなら、もう少し含蓄のある役を与えられなかったものか。出番も少ないし。

『第九』演奏に繋がるものが、子供たちに楽器を教えている人ひとりのみ、というのは話が弱い気がしました。捕虜達が普段から演奏や合唱をしているさまが映し出されていれば良かったと思うのですが。

でも、ラスト、そしてエンディングに繰り広げられる大合唱はさすがに体の芯が熱くなる感じでした。

ブラスバンドをやっている友人に言わせると、オーケストラの世界では初演奏というのは価値があるらしい。今まで日本では知られていなかった楽曲を初めて知らしめた誇りを手に出来るのだそうです。
現在の日本における『第九』の存在感を見せたら、この捕虜たちはさぞかし誇りに思うでしょうね。

現実逃避度 ★★★☆☆
感動度   ★★★☆☆
ゆったり度 ★★★★★
≪総合評価≫ ★★★★★★★☆☆☆(10点中7点)

↓以下【作品詳細】&【ネタバレ感想】
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| 邦画−は行 | 14:17 | comments(3) | trackbacks(4) | ↑TOP
TORIK -トリック- 劇場版 2

アトウ海に浮かぶ筐神島、不毛と書いて富毛村を舞台に奇術師・山田奈緒子と物理学者・上田次郎のコンビがミステリーに挑む。

TV朝日のドラマと言えば、時代劇か刑事もの、あとは2時間サスペンスしか思い当たらないってのに、このドラマはそんなTV朝日のイメージを変えた(私だけ?)エポックメイキングな作品。
とか書いてるけど、シリーズはすべて見た訳ではないし、前作の第一弾も未見なのですが(6/25にTVで放送してたんだ。知らなかった。ガクッ。。。)とりあえず拝見してきました。

相変わらず独特の雰囲気と分かる人には分かるコネタギャグ満載でした。
主に30代以上なら分かるだろうギャグが多く、私もターゲットに当てはまるわけでして、そういった意味ではとても楽しめました。
懐かしい『ゆ〜とぴあ』のギャグ「よろしくね!」を再び流行らそうとしているのか、劇場を出てから友達同士でやっちゃいたい位(実際やっちゃいましたが 笑)さんざん繰り返します。

しかし・・・、何か物足りない。。。
映画ならではというより、TVのスペシャル版、もしくはTVシリーズを前後編2話続けて見せられた感じ。。映画だからと肩肘張らずにドラマ版の雰囲気そのままで持ってきたのは良いのですが、話が笑いのほうに振り過ぎている感じがします。
ミステリーっぽい面が少なく、肝心のトリックが子供だましのようで、観ている側にもネタが分ってしまうような安直さでした。

それに事件が起こっているのに例の刑事達が絡んできません。真っ先に顔は出すのに頭に悩みのある矢部刑事は富毛の湯に浸かりっぱなし。現場に現れないので、あの絶妙な掛け合いがありません。
山田の母もしかり。頻繁に顔を出すのに、選挙活動ばかりに精を出し事件に絡む事が無かったのが残念でした。

とはいっても上田と山田のボケ&ツッコミは冴えてるし、やはり楽しい。
完結編とはいっても、人気次第ではまた作っちゃいそうな雰囲気だし、もし次回作があるなら、思いつきの小ネタを散りばめるのではなくて、しっかり脚本を固めてその上でギャグを含めて下さいってことで

よろしくっね!!

現実逃避度   ★★★☆☆
ミステリー度  ★★★☆☆
くだらない度  ★★★★★
≪総合評価≫ ★★★★★★☆☆☆☆(10点中6点)
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| 邦画−た行 | 09:26 | comments(0) | trackbacks(1) | ↑TOP
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